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2006年10月31日 (火)

ドジョウの雑学。

さて、問題です。次の漢字はなんとよむでしょう?
タイトルといきなり関係無い内容ですが。(;^_^A アセアセ…

1.奈萬豆
2.土生

さて、お分かりでしょうか?





さて、解答を。
↑私のブログでは、このパターンが多いなぁ。(笑)

1.はナマズ。
大昔の日本人は、ウロコ一枚もないなめらかな肌触りからナマズといい、
この字をあてていたとのことです。

2.はドジョウ。
他にも泥鰌、鰌、土長、泥生などとも書かれます。
泥または土とは切っても切れない関係にあることから
ドジョウという名前が誕生したことが分かって面白いです。
懐畔泥鰌 さんが、ブログの中で一生懸命土作りをされているのも
こうしたドジョウの習性によるものと思われ、
来春の繁殖が楽しみです。

さて、ナマズは置いておくとして、今日の主題はドジョウ。
私の書棚から面白い記事を見つけたので、
紹介したいと思います。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
暫しお付き合い戴けたら幸いです。

まずは諺「同じ柳の下にドジョウはいない」というのは本当か?

この本によると本当のようです。
どういうことなのか?というと、
こういう実験をやった人がいるとのこと。

日が良く当たる場所と日陰の場所を適当に配した3つの池に
ドジョウを放し、移動集散を調べた。
良く晴れた日→どの池でも日陰を好んで集まる。
曇りの日→分布の偏りがなくなった。

元々ドジョウは照度が増すとこれを避けようとする性質がある。
もしも池端や川辺に大木があれば、晴天には周りにいるドジョウは
日陰をしたって集積し、「柳の下にドジョウがいる」公算が大きい。
しかし、曇りの日には折角の柳の御利益も無くなるという訳。

さて、次に時々話題になるドジョウとスジシマドジョウの交雑種。

人工的に両者を交配すると受精するが、
その成功率はかけ合わせ方によって違うそうです。

ドジョウ(オス)×シマドジョウ(メス)と、
シマドジョウ(オス)×ドジョウ(メス)では、
前者の方が受精率が高い。

近縁な動物間では高温に住む方の精子は一般に小さい傾向があるらしく、
ドジョウの精子はシマドジョウの精子より小さく、卵内に入り易いというのが、その理由のようです。

では、シマドジョウ同士ではどうか?
シマドジョウには大型、中型、小型など種の隔離があり、
例え受精が成功しても、妊性があるとは限らないようです。

大型種は低温な環境、小型種は高温な環境に適応したもので、
体長、卵径、精子の大きさ、発生速度の違いが
ドジョウの種分化と純粋性をもたらしたようだと書かれています。

勿論、組み合わせによっては妊性を持つものがあり、
一般にオスは妊性を持つが、メスは不妊であったとしています。

ここで、思い出されるのが、以前紹介したヤマトシマドジョウの問題。
ヤマトシマドジョウは、DNAレベルの類似性から、
シマドジョウ2倍体種の雌と
スジシマドジョウ小型種九州型の雄
との交雑による異質4倍体とみられているそうですから、
ここまでくると訳が分からなくなります。
複雑ですね。

さて、書類仕事が一段落して時間ができたので、
紹介してみましたが、この本自体が古い本なので、
現在は違っているかもしれません。

しかしながら、こういう風に色々と調べてみると面白いですね。
この他にも越冬の仕方など興味深い記述や、
何故ギンブナにオスが少ないのか?
などの興味深い内容が載っていました。
いずれ紹介したいと思います。

お付き合い有り難うございました。m(__)m

ちなみに参考文献は、
土佐の魚たち
著;落合明
出版社;丸の内出版
発行;昭和45年12月1日
です。

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コメント

今、検索してこの本が古書で出ているのを確認しました。読んでみます。ドジョウが純粋種を保ってきた理由があるのですね。髭が十本なのは奥が深いとつくづく思い知らされます。明日、シマドジョウの横画像を記事にします。画像が鮮明でないので解りにくいです。

投稿: 懐畔泥鰌 | 2006年11月 2日 (木) 00時07分

Zaccoさん、いつも思いますが、いろいろとめずらしい本をお持ちですね。古本屋で探したりしますが、なかなか出会えません。<方法が悪い?

投稿: きつね | 2006年11月 2日 (木) 23時29分

>懐畔泥鰌さんへあまり淡水魚のページは無いのですが。。。でも、シマドジョウlの件に関しては知らなかったことなので、個人的には面白かったです。種や型、倍数体とドジョウはやはり複雑ですね。私も今日ヤマトシマを数匹捕ってきました。今日は記事にできるかどうか分かりませんが、いずれ、骨質盤の件について記事にしたいと思います。

投稿: Zacco | 2006年11月 3日 (金) 18時16分

>きつねさんへ私は個人的にはネットで「古書」と検索し、一番最初に出てきた「日本の古本屋」で再検索をかけて、面白そうな本を買ってます。まだまだ紹介出来てない本が沢山あるのですが。。。オークションの方が物によっては安かったりもしますが、オススメです。

投稿: Zacco | 2006年11月 3日 (金) 18時19分

ぶぅ。(`ヘ´) プンプン。珍しく読めたのに。。。(T-T)

投稿: さぼてん | 2006年11月 3日 (金) 22時55分

>さぼてんさんへなんか、答えを引き延ばすと、上からモノを言っているように取られるのでは。。。とかって考えちゃうんですよね。申し訳ありません。m(__)m小心者です。

投稿: Zacco | 2006年11月 4日 (土) 19時01分

ありがとうございます。新しい本、古い本ともに、いい本に巡り合いたいですね。

投稿: きつね | 2006年11月 5日 (日) 21時34分

>きつねさんへ検索のかけ方によって色々な本に出会えるのは、楽しいです。値段もバラバラですし、安く探していた本に出会えると本当に幸せな気分になれます。きっと、探している本はいつか出会えると信じています。良い本との出会いはこれからも続いて欲しいですね。良い本がありましたら、ご紹介下さい。お願いします。m(__)m

投稿: Zacco | 2006年11月 6日 (月) 19時13分

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