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2006年12月13日 (水)

滋賀県立琵琶湖博物館 其の3(私が初めて見た魚)

さて、記事を書くのが遅くなって申し訳ありません。
旅行のお土産配りが結構大変で時間がおしてしまいました。
今日先ずは私が琵琶湖博物館で見たかった、
この地域固有の魚や私が初めて見た魚を中心に
記事を書いていきたいと思います。

Fi2621451_1e
                                                        まずはアブラヒガイ
私は正直な話ヒガイ類をあまり見たことがありません。
中でもアブラヒガイなんて。。。。
一生この目でみることが無い魚だと思っていました。
それが写真でもお分かりの通り、この状態です。。。。
最近の調査ではほとんど採集されることが無くなってしまった幻の魚。
そういうイメージが私の中にはあったで、
これだけ泳いでいる姿を見られたのは、
まさに感激以外の何物でもありませんでした。
最近ではビワヒガイとの交雑体などがほとんどのようで、
これがどういう状態のものなのか?私にはわかりませんが、
何とか生息し続けて欲しい魚の一つだと思います。

Fi2621451_2e                                                        ついでホンモロコです。
ryuさんからのコメントで最近は釣り堀などで
釣ることもできるようです。

図鑑類にあるようにタモロコと比べて
優雅な姿をしているように見えます。
(本の影響が強すぎたせいかもしれませんが)

たこちゃんのブログで良くタモロコを見せて戴いているのですが、
だからと言って、タモロコが劣っているとは全然思いません。
環境適応の最も分かり易い魚といってしまえばそれまでですが、
琵琶湖という環境を得てこのように進化を遂げたと考えると、
感慨深いものがあります。

Fi2621451_3e                                                         さて、コアユです。
写真ではサイズが分かりにくいのですが、
大型の個体を見たことのある方は実物を見ると、
その違いは一目瞭然です。
サビアユもいることからも。

私は初めて書きますが、実はこの魚が好きではありませんでした。
というのも、国内移入種の現況は
この魚を日本全国の河川に放流した結果、
という理由によるものが多いせいでもあります。
しかし、魚にはなんの責任も無いんです。

鮎が棲む環境が必ずしも綺麗な川の指標にはならない
という事を知らずに、
「昔はこの川にも鮎が遡上してきていたのに。。。」
という事を仰るご老人の方とガサの時に話す事があります。
今日も私の住む福岡県の某河川にサケが遡上してきたと
報道されていましたが、
環境保全のシンボルや資源としての魚としか見られないこれらの魚は
逆に可愛そうな存在なのかもしれません。

うみへびさんのようにじっくり飼育してどういう魚であるのか?
という事を私自信もっと知ってみたい魚です。

さて、ここからは琵琶湖とは直接関係ないかもしれませんが、
私が初めて見た魚です。

Fi2621451_4e                                                        先ずスゴモロコです。
モロコ類の見分けは本当に難しいようですが、
イトモロコしか居ない環境の土地に住む私には本当に興味深い魚です。
私が水槽に近づくと隠れられてしまい、
警戒心はかなり強い魚みたいですね。

Fi2621451_5e                                                        最後にウシモツゴです。
モツゴと比べて大雑把に見ると、
特にどうということは無いように見えますが、
この魚とシナイモツゴのことを考えると、
一度失ったものを元に戻すことの難しさを考えさせられる魚です。

むしろぱっと見で些細な違いしかないからこそ、
一般の方々の理解が得られにくい魚であるということは、
日本産淡水魚の置かれている現状を明確に示している魚とも言えます。
こうした魚がもっとメジャーになることは無いかもしれませんが、
私にはそうした意味でも大切な魚なんだと改めて感じました。

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コメント

鮎かぁ……魚としての魅力で言えば非常に可愛いので、飼育してみるのも悪くはないと思うのですが……まあ、おかげさんで霞ヶ浦は移入種外来魚天国になってます。在来種釣ってもモツゴばっかりってありえないですよ。ちなみにホンモロコも霞ヶ浦で採取できるそうです。これはコアユに混じったというより養殖を行ってそこから逃げ出したもののようですよ。美味しいんだとか?タモロコなんかと交雑してると聞きます。霞ヶ浦のいまの生態系を一覧にしたら青くなりそうです。とまあ、あんまりそんなことばっかり言うのもアレなので、思ったことを一つ。コアユに混ざったとしても、全国に送られて、あらゆる環境に適応して数少ない仲間を探し繁殖し、移入種としてそこに存在を確定させたと言うことを思うと、私たちの愛する魚というものは、強い……そう、思います。

投稿: うみへび | 2006年12月14日 (木) 00時58分

スズモロコ、琵琶湖南東棲息しているようですが、私も実物を見たのは、琵琶湖博物館くらいですね。アブラヒガイは琵琶湖の北の方でたまに見つかるくらいだそうです。滋賀県内に住んでいても、中々見かけることのない魚たちなので、私も始めてみた時には感動しました。

投稿: ryu-oumi | 2006年12月14日 (木) 08時05分

ウシモツゴもいるんですね。余りお目にかかれないので写真が参考になります。モロコの判別って結構難しいですよね。イトモロコは、アユの放流で静岡県東部の某川支流に棲みついているようです。情報ソースがすぐに出ないのですが、ホンモロコ属のタモロコは、地域によってはスマートで細長く、ホンモロコとの見分けが更に難しい固体もあるそうです。

投稿: きつね | 2006年12月14日 (木) 22時38分

>うみへびさんへ>>移入種としてそこに存在を確定させたと言うことを思うと、>>私たちの愛する魚というものは、強い……そう、思います。確かに仰る通りだと思います。しかし、日本産淡水魚の現状を考えると、そのことだけに感心することはどうか?と思います。種が絶滅していくプロセスには色々とあると思いますが、私が文献などで読む限り、ウシモツゴやシナイモツゴの置かれている現状はかなり酷いのではないかと思うんです。一定の水域の中に生息できる生物の数には限界もあるでしょうし。私は鮎だけを悪者にするつもりはないんです。プロセスが色々とあり種ぞれぞれに違った状況がありますからね。ただ、以上の状況を考えるとあまり良いイメージは持てなかった(過去形なのをご理解下さい)。というのが本心です。

投稿: Zacco | 2006年12月14日 (木) 22時54分

>ryuさんへ詳しい情報を有り難うございます。m(__)mスゴモロコやコウライモロコなど写真でしか見たことが無い魚が実際に見られるのは本当に嬉しかったです!!ただ、私の熱い視線とは裏腹に、彼らはかなり逃げまくっていましたが。。。(×_×)特にアブラヒガイなんて!!お近くにこんな素晴らしい場所があることが本当に羨ましいです。

投稿: Zacco | 2006年12月14日 (木) 23時01分

>きつねさんへ情報有り難うございます。イトモロコは九州でも採集できる魚ですが、スゴモロコやコウライモロコ、デメモロコなどは本当に見られません。私も文献などでタモロコが生息環境によって姿が変化し、一見本モロコのような姿をした個体がいること読んだことがあります。実際に見てみたいですね。(^。^)ただ、池のような場所での採集は釣りになるでしょうから、最近釣りをあまりしていない私としては、少し躊躇してしまいます。ギルの居ない場所でなら喜んで釣りもしてみたいのですが。。。

投稿: Zacco | 2006年12月14日 (木) 23時07分

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